「おい、北原、これからどうする?」
「参加者は冬馬だぞ、少し自分で考えろよ」
「ほう、ギターの師匠に対して、こんな態度をとるとは、いい度胸じゃないか」
「自分で考えないと、上達にならない、ギターの練習と同じだ。俺はそういう態度をとるのは冬馬のためになるだから、いい」
「相変わらず説教だけがうまいやつだな、ギターがへたくそなのに」
「何でギターの話になったんだよ。最初の発言も済んだし、とりあえず静観してもいいじゃない」
と俺は一応アドバイスを出した
一週間前
学園祭のほうは、結局、メンバー数が足りず、参加に断念した。一人で第一音楽室に向かい、ギターを取り出し、最後に何を弾くかと思ったら、あの冬の曲、ホワイトアルバムにした。そして、いつものピアノが合わせてくれた。
「そういえば、あのピアノの人はだれだか、わからないままだな、挨拶しにいこうか」
と呟いて、第二音楽室の扉を叩いてみると、
「誰だ?」
ちょっと不機嫌な声は誰かに似てるような気がするが、まあ、人が不機嫌な時は、大体こんな声だすだろう、多分・・・
「さっき第一音楽室でギターを弾いてる人です、練習は今日で終わりなので、最後に挨拶ぐらいしたいなと思って」
「え?なぜだ、入って説明しろ」
また妙な返事が返ってきたけど、こっちは半年間、ずっと妙なやつの隣に座ったおかげで、免疫力がついてる。芸術をやる人は、考え方が常人と違うとか、気難しいとかもそう珍しいことじゃないし。
「はじめまして、三年E組の北原です、いつも自分のギターを合わせてくれてありがとう、とてもきれいなピア・・・え、冬馬!?」
「それはただの気まぐれだ、で、ギターをやめるってどういうこと?」
「それは、学園祭に参加するのは断念・・・いや、なんでもない、これからもギターの練習を続ける」
「なんだよ、気がかわった?」
冬馬の声は相変わらず不機嫌だけど、少し安心な色が混じっている・・・と感じたのは、多分気のせいだろうか
「あ、もうちょっと頑張ろうと思ってな」
以上纯属戏服,无任何情报。
優しさには いつも感謝してる だから強くなりたい(I'm on the way) 進むために敵も味方も歓迎じゃん
——《again》 YUI