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「月姫」紹介(結構長い)

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yahoo,googleなどサーチエンジンで”最強の同人ゲーム”を検索れば、多分”月姫(つきひめ)”という単語が出てくる。月姫は、Typemoonが開発したゲームの名です。それは、18禁SFAVGゲームであり、大変面白いの大人気同人ゲームなのです。今国内では買う事ができないようですが、GBAROMなら「輪廻月姫」っていう移植されたものがある。
<img src=http://www.inside-cap.com/tukihime/images/title.jpg>
Typemoonは、武内崇と奈須きのこを中心して、同人ゲーム「月姫」の開発によって結成されたサイトです。(www.typemoon.com)
武内崇さんは人物設定、原画、CG担当で、奈須きのこさんは原案、シナリオ、シナリオプログラム担当です。
さあ、この二人が描絵した世界に、どうぞ入ってください。^^



■月姫~序章~■


―――死。

  その概念、確かな存在として有りながら不可視である現象。

  死は、視覚できない。

  我々が直視する死は、モノの結末、意味を成さなくなったモノの残骸としての結末でしかない。

  死。死そのものを視る、という事は死体を見るという事ではない。

  生者を停止させる原因、生物が生まれながらにして内包する寿命をカタチとして見るということ。

  それが死を視る、というコトだ。

  概念でしかないもの、カタチのないものを捉えられる眼は、魔眼と呼ばれる。

  その中でも最高位。

  モノの死を視るというその眼は直死の魔眼と称されるも、その保有者は皆無だと言われている―――

   

  十月も半ばにさしかかった秋。

  主人公?遠野志貴は何年かぶりに自分の家に戻る事になった。

  遠野志貴は八年前、大きな事故に巻き込まれて瀕死の重傷を負い、それが原因で親戚の家に預けられていた。

  それは事故の後遺症―――突発的に貧血を起こすという体質が、遠野家の跡取りとして不適合と判断されたためだった。

  実際、遠野家の厳格な教育を嫌っていた志貴はこれ幸いにと親戚の家に移り住む事を承諾した。

  ……ただ一つ、厳しい父親の元に妹である遠野秋葉を一人残していく事だけを後悔しながら。

  ……また、それとは別にもう一つ、志貴には大きな悩みがあった。

  瀕死の状態から蘇生した後遺症なのか、志貴の眼は今までの眼とは違っていた。

壁や地面、人間にラクガキのような『線』が見えてしまう。

  何日かして、それがモノの死に切れやすい『線』だと知った時、志貴は自分の眼を嫌悪した。

  偶然知り合った『先生』から特別なメガネを貰って、それをつけている間は『線』が見えなくなった後でも、

志貴にとって自分の眼というものは壊れた、異常なモノとして頭を悩ませるものだった。



  そうして八年後の今。

  父親は他界し、妹であった秋葉が遠野家の当主となった瞬間、志貴は勘当を取り消されて実家に戻る事になったのだ。

  志貴は今になって遠野の屋敷に戻る事を歓迎してはいない。

  もともと自由気ままな生活が性にあっている志貴には、遠野の屋敷の重苦しい生活は好ましいものではなかった。

  ただ、屋敷には秋葉がいる。

  八年前、秋葉を屋敷に一人残してしまった事、今では秋葉が一人で暮らしているという事もあって、志貴は“家に戻って来い”という言葉を無視する事はできなかった。

  今まで通りに高校に通う志貴。

  だが、その帰り道は今までのものではなく、八年ぶりである遠野の屋敷へ戻る道だった。



―――坂の上にたつ、巨大な洋館。

  そこで志貴は秋葉と再会する。

  八年という歳月は秋葉を別人のように変えてしまっていたし、加えて屋敷には自分用の侍女までいるという始末。

  今までの一般的な生活とはかけ離れた日常に戸惑いながら、志貴は遠野志貴として暮らしていく事になる。

―――それが、物語の始まりだと知らないまま。


<img src=http://www.melonbooks.co.jp/tsukihime/pack.gif>

月姫
2000年12月30日TYPE-MOONよりWINDOWSソフトとして\2500で発売



<b><center>「</center><center>私</center><center>は</center><center>人</center><center>の</center><center>目</center><center>で</center><center>ど</center><center>う</center><center>映</center><center>る</center><center>だ</center><center>ろ</center><center>う</center><center>」</center></b>



◆大変面白かった人のレビュー◆

ビックサイトには1時間足らずで行ける身ながら、同人業界につと興味は薄い。他人の褌でとる独り相撲なんて、なかなか見たいとは思わない。ところが口コミとは恐ろしいもので、そんな公序良俗を旨とする私でさえ、同人ゲーム『月姫』の好餌となってしまう。その漏れ聴いた賛辞の語群に、ひとつ戯れてみるかと秋葉原で購入したのが拙かった。その溢れ滴る狂気は、まさにお子様厳禁の世界。 緋一色で塗り潰される背景。 病み憑かれたように画面を踊る残酷描写。それでいて展開は『週刊少年ジャンプ』。湧いて止まない殺人衝動に怯える少年が、魅力的な敵キャラ達とひたすらバトル·バトル。胸のすくような展開の後は、余韻を残すエンディング。狂気を前面に押し出しつつ、ちゃんと救いを残しているのが今風なのか。
□six inches/29歳/男性□
<img src=http://mail.sina.com.cn/cgi-bin/attachment.cgi/vash_t/image/jpeg/1036330999.12979.dell2450.sina.com.cn:2,S.a13.jpg/aruku08.jpg width=50 height=50>:奇麗な文句ですよね、さすが29歳の大人。<br>

皆さんは『月姫』というゲームを御存知でしょうか?2000年の冬コミで『TYPE-MOON』というサークルで発売されたいわゆる同人ゲームです。これを読んでいる方はコンシューマーゲームのユーザーが多いと思うので御存知の方は少ないと思うのですが、PCを持っている全ての人にお勧めしたいゲームです。PSに移植された『輝く季節へ』DCに移植された『Kanon』これから移植される『AIR』そしてPCのノベルゲームとして名作と名高いLeafの『痕』やアリスソフトの『アトラク=ナクア』『ディアボリカ』等と比べても、与えてくれる感動、衝撃共に決して見劣りしません。旧き良き時代のLeafに所属されていた高橋龍也さん水無月徹さんのコンビに感じた勢いみたいなものを、この『月姫』を制作された奈須きのこさんと武内崇さんには感じました。BGMは10曲と少ないものの、どれも作品のイメージに合ったものでありますし、なによりシナリオの素晴らしさは筆舌に尽くしがたいです。長編伝奇ビジュアルノベルと銘打っているだけあって長い時間遊べますし、中盤有りがちな物語の中だるみも無く飽きさせません。イベントグラフィック150枚。グラフィック総数500枚以上。シナリオ枚数5000枚。まさしく同人ゲームの限界に挑戦した作品です。メーカーが乱立し一ヶ月に何十本ものPCゲームが発売されていますが、同人ゲームであるはずのこの『月姫』を超えるようなゲームはここ一年でもあるかないかだったと思います。
□るりるり@萌え萌え/21歳/男性□
<img src=http://mail.sina.com.cn/cgi-bin/attachment.cgi/vash_t/image/jpeg/1036330999.12979.dell2450.sina.com.cn:2,S.a01.jpg/aruku02.jpg width=50 height=50>:そんなの大作と並んでくれたなんて、本当に恐悦至極ザマス。前にも何方だっけが”「月姫」には「痕」の影がある”と言ってくれた。「痕」がやってなかったからよくわからないけど、さすがそれも良い評価であるでしょうって感じね。<br>




<b>つづく</b>
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