Lorelei
『死者に会えると言われている場所。Lorelei。
幾多の魂の歌が生を羨み慈しむ。
先に進むか、踏み留まるか。決めるのは自分で、正解なんてなかった』
言葉ではどんなに 語られたとしても
浸透しない幻想があった
覗きこんだ闇には確かなる声が
虚無を包んで 夜に歌いかけてた
行き場なき彼らの 求めてたすべては
手に入らずに 同じ場所でただ
響きあって留まり続けるのでしょう
気付かないまま ずっと廻り続けて――――
罪も愛も花も穢れも“生きて”いるから
重く深く感じられてた
声も歌も日々の祈りも“生きて”いたから
その息吹蒼く淡く届いてた
――――ねぇ、聴いてLorelei
世界(命)の果ては ah... もっと私に近いモノだと
思っていたよ ねぇ
痛みから解放されたいと望んでいたのに 苦しくて
ah... もっと自らの物語を輝かせたくなる
凍りつかせるならもう少し生きて ah...
みたいって思えたの
「どこへ逃げたって、この痛みは……消えない」
響く歌優しく この終わりの場所で
見てきたすべて刻み込むように
深くみえた闇はもうすぐ傍にあって
ひとつひとつが 鈍く輝いていた
自分でいつか縛っていた 見えない鎖はもういらない、だって
私はまだ“生きて”る。物語は続くから――――
世界(命)の果ては ah... もっと私に近いモノだと
思っていたよ ねぇ
痛みから解放されたいと望んでいたのに 苦しくて
ah... もっと自らの物語を輝かせたくなる
凍りつかせるならもう少し生きて ah...
みたいって思えたの・・・・・
『死の先にあるモノ。それは、きっと繰り返し再生される生。
望まずとも惹かれ鳴り響く自鳴琴のように。
魂は喪われることなく渦巻いていた。
痛みも喜びもそのままに。確かな物語となって…』
「――――君が出した答えは?」
『私は・・・・・ここで』 / 『私は・・・・・ここから』
『據說是能夠與死者會面的地方。Lorelei。
眾多的靈魂通過歌唱、羨慕並痛愛着生命。
繼續向前進、還是原地踏步。能作決定的只有自己,所謂的正解並不存在。』
無論如何通過千言萬語去訴說
都存在依然無法浸透的幻想
窺探着的黑闇裡 確實存在的聲音
把虛無包裏着 在深夜裡歌唱
......