回复: clannad渚线剧本注音计划(一周目进行中)
いろんなことが、軌道(きどう)に乗(の)り始(はじ)めた。
仕事(しごと)はあの日(ひ)以来(いらい)、順調(じゅんちょう)。
夜(よる)になれば、渚(なぎさ)とたくさん話(はなし)ができて、仕事(しごと)の疲(つか)れを吹(ふ)き飛(と)ばせた。
朝起(あさお)きるのだけは相変(あいか)わらず辛(つら)かったけど、渚(なぎさ)の寝顔(ねがお)を見(み)ていると、やる気(き)が湧(わ)いてきた。
渚(なぎさ)も学校(がっこう)では、仁科(にしな)と杉坂(すぎさか)と会(あ)って話(はな)すことが多(おお)くなった。
それは、合唱部(がっしょうぶ)が活動(かつどう)を終(お)え、ようやく時間(じかん)ができたからだった。
そうして、ふたりの生活(せいかつ)は落(お)ち着(つ)きを見(み)せ始(はじ)めた。
週(しゅう)に一度(いちど)の古河家訪問(ふるかわけほうもん)。その行(い)きがけ。
渚(なぎさ)「あの、朋也(ともや)くん、相談(そうだん)があります」
タッパーを抱(かか)えた渚(なぎさ)がそう口(ぐち)を開(ひら)いていた。
朋也(ともや)「あん?」
渚(なぎさ)「お父(とう)さんのことです」
朋也(ともや)「オッサンがどうした。また早苗(さなえ)さんにセクハラして困(こま)らせてるのか?」
渚(なぎさ)「違(ちが)います」
渚(なぎさ)「ええと…その…」
渚(なぎさ)「お父(とう)さんが昔(むかし)に一緒(いっしょ)に演劇(えんげき)をやっていた人(ひと)たちが、小(ちい)さな劇団(げきだん)を作(つく)って、旗揚(はたあ)げ公演(こうえん)をするらしいんです」
朋也(ともや)「へぇ…そりゃなんつーか、よかったな」
渚(なぎさ)「はい…」
渚(なぎさ)としては心中(しんちゅう)穏(おだ)やかではないだろう。
自分(じぶん)が夢(ゆめ)を諦(あきら)めさせていなければ、オッサンはその一員(いちいん)で居(い)られたのにと思(おも)っているはずだ。
渚(なぎさ)「その公演(こうえん)の招待状(しょうたいじょう)がお父(とう)さんにも来(き)てるんです」
渚(なぎさ)「お父(とう)さん、行(い)きたいはずです」
朋也(ともや)「だろうな。昔(むかし)の仲間(なかま)の公演(こうえん)なんだし」
渚(なぎさ)「でも、仕事(しごと)があるから行(い)かないって言(い)ってるんです」
朋也(ともや)「仕事(しごと)って、そんな半日(はんにち)ぐらい、何(なに)を今更(いまさら)」
渚(なぎさ)「いえ、半日(はんにち)じゃないんです。だって、公演(こうえん)場所(ばしょ)は九州(きゅうしゅう)ですから」
朋也(ともや)「ぐあ…遠(とお)いな…」
渚(なぎさ)「高速(こうそく)バスで行(い)っても、二日(ふつか)がかりになります」
朋也(ともや)「でも、二日(ふつか)ぐらい店(みせ)を空(あ)けてもいいんじゃねぇの?」
渚(なぎさ)「お父(とう)さん、よくお店(みせ)を抜(ぬ)け出(だ)して遊(あそ)びにいきますけど、それでも毎朝(まいあさ)のパンはちゃんと焼(や)いていました」
朋也(ともや)「そうか…じゃ、二日(ふつか)休業(きゅうぎょう)するしかねぇな」
渚(なぎさ)「お父(とう)さん、それを怠(おこた)りたくないから、行(い)かないって言(い)ってるんだと思(おも)うんです」
渚(なぎさ)「ずっと、休(やす)みなく続(つづ)けてきたパン屋(や)なので…」
それだけの理由(りゆう)じゃなく、意地(いじ)もあるんじゃないだろうか。
渚(なぎさ)の前(まえ)では、そんなものにはまったく興味(きょうみ)がない振(ふ)りをしているとか。
なんとなくそんな気(き)がする。
渚(なぎさ)「でも、わたしはどうしても、行(い)ってきてほしいんです」
朋也(ともや)「ああ、わかるよ」
渚(なぎさ)「ですので…朋也(ともや)くん」
渚(なぎさ)「代(か)わりに、焼(や)いてくれませんか」
朋也(ともや)「………」
朋也(ともや)「おまえが?」
渚(なぎさ)「朋也(ともや)くんですっ」
渚(なぎさ)「今(いま)、ちゃんと朋也(ともや)くんって言(い)いました」
朋也(ともや)「オッサンの代(か)わりなんて無理(むり)だって」
渚(なぎさ)「朋也(ともや)くん、ウチで働(はたら)いていました」
朋也(ともや)「パンは焼(や)いたことねぇっての」
渚(なぎさ)「お母(かあ)さんも手伝(てつだ)ってくれます」
朋也(ともや)(ふっ…)
朋也(ともや)(それは心強(こころづよ)いのだろうか…)
思(おも)わず遠(とお)い目(め)をしてしまう。
朋也(ともや)「それに、俺(おれ)だって仕事(しごと)がある」
渚(なぎさ)「次(つぎ)の土日(どにち)です。土曜(どよう)は、仕事(しごと)ないから暇(ひま)だって朋也(ともや)くん言(い)ってました」
朋也(ともや)「まぁな…」
渚(なぎさ)「わたしは学校(がっこう)なので、早朝(そうちょう)と午後(ごご)からしか手伝(てつだ)えないです」
渚(なぎさ)「本当(ほんとう)はわたしが焼(や)けたらいいんですけど…力仕事(ちからしごと)なので、たくさんは無理(むり)なんです」
渚(なぎさ)「ですので、朋也(ともや)くんにお願(ねが)いしたいんです」
渚(なぎさ)「ダメでしょうか…」
ダメじゃなくて無理
朋也(ともや)「ダメじゃなくて、無理(むり)だっての」
朋也(ともや)「それにオッサンだって、俺(おれ)なんかに任(まか)せてくれないよ」
渚(なぎさ)「わたしからもお願(ねが)いしますので」
朋也(ともや)「お願(ねが)いしても無駄(むだ)に決(き)まってるよ」
朋也(ともや)「あの人(ひと)、あれで結構(けっこう)職人気質(しょくにんきしつ)だからな」
それに今回(こんかい)の件(けん)だけは、意地(いじ)を張(は)り通(とお)すに違(ちが)いなかった。
渚(なぎさ)「そうかもしれないですけど…」
朋也(ともや)「それに、劇団(げきだん)のほうも、今回(こんかい)っきりってわけじゃないだろ?
旗揚(はたあ)げってぐらいだから、これからなんだよ」
朋也(ともや)「この先(さき)に、近(ちか)くにも来(く)るよ」
渚(なぎさ)「そうですね。そうかもしれないです」
きっと渚(なぎさ)が割(わ)って入(はい)ってくるほど、オッサンも相手(あいて)と自然(しぜん)な関係(かんけい)を保(たも)ちづらくなるだろう。
ここは、渚(なぎさ)を引(ひ)かせるほうがいいと思(おも)った。
朋也(ともや)「オッサンだって、返事(へんじ)ぐらいは書(か)くだろうし、そこまで俺(おれ)たちが心配(しんぱい)しなくてもいいって」
渚(なぎさ)「はい…」
小(ちい)さく頷(うなず)き、それっきりその話題(わだい)は持(も)ち出(だ)してこなかった。
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另:以下是光玉不足非要进入二周目时渚生气的那段(上面的选项选另一个),偷懒就不注音了,不在我的注音路线当中。
が…結局、渚の説得も実らず、オッサンは首を縦に振ることはなかった。
帰り道、渚はずっと怒っていた。
渚「まだ朋也くんに任せられないって、朋也くんにすごく失礼なこといわれましたっ」
渚「お父さん、意固地ですっ」
朋也「いやまぁ、俺のことをかばってくれるのはありがたいけどさ…そう興奮するなよ…」
渚「もう少しで説得できそうだっだんですっ、惜しいかったんですっ」
渚「なんだかすごく悔しいですっ」
渚「ぷん、ぷんっ」
渚がこんなに怒るなんで、珍しいこともあるもんだ。
朋也「怒ってるおまえって面白いな」
渚「え?なにがおもしろいですか」
渚「顔」
渚「え?そんなにへんでしたか…」
朋也「あと、今時、ぷんぷんって口に出して怒る奴がいるんだなぁーと」
渚「恥ずかしいですっ」
いや、またその顔になってるし…。
渚の知らない一面が見られたようで、得した気がした一日だった。
seagull 最后编辑于 2009-08-03 15:01:07